ヤヌスの鏡
幼少の頃、実家に叔母が同居していて、いわゆる「大映ドラマ」を好んで観ていたので自分も一緒になって観ていたのを記憶しています。
「大映ドラマ」と言えば、今の韓流ドラマに通じるような衝撃的な展開に大仰なセリフと不良wが活躍するのですが、コンプラ全盛の今ではとても流せないでしょうね。
「不良少女と呼ばれて」「乳兄弟」「ポニーテールは振り向かない」あたりが好きです。
自分の中でのNO.1は「ヤヌスの鏡」ですね。
厳格なおばあちゃまに育てられた裕美が、抑圧されたがゆえにもう一つの人格である
魔性の女「ユミ」を生み出してしまうのですが、「おばあちゃまの折檻を思わせるモノを破壊する音」を聴くか、「折檻場所の仏壇に供えられている線香を想起させる煙」と見ると
「ユミ」が発現するのです。
↓こんな清楚な子が…
↓こんな悪い子にw
おばあちゃま役の初井言榮さん、コワかったです。(実際は新人の杉浦幸さんをよくフォローしていたらしいですが。)
来宮良子さんの辛気臭いナレーションも相まって、何とも言えない殺伐としたドラマでした。
ウオークマンに入れて定期的に聴いています。ガッツナイ~
2年前に桜井日奈子さん主演でリメイクされました。
ナレーションはなんと杉浦幸さん。そしておばあちゃま役は国生さゆりさんw随分お若いおばあちゃまだこと…
舞台が横浜の伊勢佐木町~中華街~石川町あたりで、馴染みのある場所ばかりだったので
「あそこじゃん!!」と思いながら観ていました。
ただ、面白かったのですが現代の悪い子の生態は知らないので、違和感はありました。
別の心がトゥナイッ~♪ 冷たく見つめている~冷たく見つめている~